色がつなぐもの~私と家族にとっての黄色~

好きな色は何ですか、と聞かれたら、私は「黄色」と答えます。
なぜ好きなのかは、正直なところ、はっきりとはわかりません。
でも、振り返ってみると、人生のいろいろな場面に、いつも黄色がありました。

私は月が好き。
夜、月を見上げると、心がほっとする。
いつも静かにそこにいてくれる存在。
好きな曲、「月影」「月と私と冷蔵庫」ここにも月がありました。

好きな花は、菜の花とオンシジューム。
どちらも、明るく、あたたかな黄色の花です。
ブログを始めたとき、最初のご挨拶に添えたのも、黄色い花の写真でした。

成人式で着た振袖も、黄色の振袖でした。
大好きな伯母と一緒に選び、買ってくれた振袖。
華やかでありながら、どこか落ち着きがあり、自分らしいと感じた色でした。
昨年、くれたけ心理相談室のランチ会に参加した際も、気づけば黄色いシャツを着ていました。
こんなにも私の周りは、黄色に囲まれていたなんて。

自然と選んできた黄色ですが
あるとき、父の好きな色も黄色だったと知りました。
父はすでに他界していますが、晩年、よく黄色いシャツを着ていた姿を思い出します。
当時は意識していませんでしたが、今になって、同じ色を好んでいたことを知り
なんとも言えない胸のあたたかさを感じました。

そして、娘も成人式で、私の黄色の振袖を着てくれました。
私よりずっと華やかな雰囲気のある娘は
私よりずっときれいに、その黄色の振袖を着てくれました。
娘も、黄色やオレンジといった、明るくあたたかい色が好きなようです。

色の好みは、その人が大切にしている価値観や、安心感と深く結びついているようですが
黄色には、どんな意味があるのだろう。

父にとっての黄色。
娘にとっての黄色。
そして、私にとっての黄色。

それぞれ意味は少しずつ違うのかもしれません。
けれど、「ほっとする」「大丈夫だと感じられる」という感覚は、どこか似ているかもしれません。
親子は、顔や声や雰囲気だけではなく、こんな小さなところも、似るのですね。
色や好みが、世代を超えてつながっている。
そんなことに気づいたとき、心がやさしく満たされました。

日常の中の何気ない選択には
言葉にならない大切な意味が、そっと込められているのかもしれません。

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酒井 のり子
酒井 のり子
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