「この1年で誰かに言われて嬉しかった言葉」   (くれたけ#264)

今年一年を振り返り、誰かに言われて嬉しかった言葉を思い返してみました。

私は介護の仕事をしているので、職場で「ご苦労さんね」「ありがとうね」
と声を掛けていただくことがあります。
ご病気でお辛い状態にありながらも、私たち職員を気遣ってくださるその言葉に触れるたび
この仕事を続けてきて良かったと、心から感じます。

そんな日常の中で、もう一歩深く
私自身に向けて掛けてもらった言葉は何だろうと考えてみました。

思い出したのは、一緒に働く看護師さんからの、何気ない一言です。

「あなたがいると、職場の雰囲気が違うんだよね」
驚いて「どういうことですか?」と尋ねると
「本人だから分からないよね。いつもはみんなもっとピリピリしているんだよ」
と教えてくれました。

その場ではあまり実感が湧かなかったのですが
時間が経つにつれて、その言葉の意味がじんわりと心に広がり
静かな嬉しさを感じるようになりました。

私自身は、周りの職員さんから
明るさや優しさ、そして元気をたくさんいただきながら働いています。
日々たくさん助けてもらっているなあと感じています。

けれど、誰かの存在が、知らないうちにその場の空気をやわらかくしていることもある。
その看護師さんの一言は、慌ただしい現場の中で、私の気持ちをそっと支えてくれています。

職場には、さまざまな方がいます。
経験豊富なベテランの方もいれば、厳しさを持って指導してくださる方もいます。
それでも私は、特別に身構えることなく、できるだけ普段どおりに仕事に向き合っています。

分からないことは教えていただき、困ったときは相談し、声を掛け合いながら支え合う。
そうした関係の中で働いていると、自然と会話が生まれ、労ってもらったり
時には褒めてもらえたりすることもあります。

日々の現場で出会う言葉やまなざしを大切にしながら
これからも一つひとつの仕事に丁寧に向き合い、静かに現場に立ち続けていきたいと思います。

皆さまも、忙しい毎日の中で、あたたかな言葉を思い出すきっかけになれば嬉しいです。

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酒井 のり子
酒井 のり子
あなたが、あなたらしくいられるように、そのお手伝いができたら、とても嬉しく思います。

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