マーチングがつないでくれた、二十歳の朝

何となく気になってLINEを開いていた。
夜中の2時27分。 その瞬間、LINEが届いた。
「アメリカ受かりました!」

そして昨日は、息子の二十歳の誕生日。
朝5時、羽田空港に到着。
インディアナポリスから、マーチングのオーディションを終え
吉報を携えて息子が帰ってきました。
昨年、ロサンゼルスで受けたオーディションでは、結果にはつながらなかった。
それでも諦めず、再び挑戦する道を選んだ息子。
二度目の挑戦には、一度目とは違う緊張感があったはずです。

今回は、5月から本場・アメリカで ワールドクラスの名門団体に所属し
約3か月間活動する機会を得ることになりました。
15歳から21歳までが、この大きな舞台に挑戦できる。
やってみたい、チャレンジしたいと心が動くことに、 目を輝かせて向かっていく。
その姿を見て、こんな経験ができることが何よりありがたいと感じました。

そして、いつもの少し照れたような笑顔で帰ってきました。
車の中では疲れきって、眠り込んでいました。
家に帰り、お風呂に浸かってほっとしたのか、 一気に話し始めました。

隣に並んでいたアメリカの人のこと。
指導者が優しかったこと。
初日は落ちたと思ったこと。
そして、自分のパフォーマンスに気づいてくれた人がいたこと。

話したいときは、しっかり聴く。
話したくなさそうなときは、静かに待つ。
親として、ずっと意識してきたことです。

その選択を信じて、 そんな息子をただ静かに見守るだけ。
自分の世界を生きる息子。
ふと不安になる瞬間があれば、振り返った先に私がいて
ただ、頷いてあげられたら、それでいい。
その関わりで十分なところまで来たのだと、感じました。

息子は息子の人生を。
私は私の人生を。
それぞれの歩幅で、歩いていけたらいいのだな…
そんなことをそっと教えてもらった気がしました。
ありがとう。

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酒井 のり子
酒井 のり子
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