心の境界線

ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
心理カウンセラーの酒井のり子です。

先日、予約していた場所で順番を待っていたときのことです。
私はコーヒーを飲みながら、のんびり過ごしていました。

ふと隣を見ると、少し落ち着かない様子で、キョロキョロしている方がいました。
しばらくすると、その方は立ち上がり、
「もう30分も待っているんだけど!」
と、受付で怒り始はじめたのです。

そんな中、たまたま私の担当の方が来て、私が先に説明を受けることになりました。
「後から来た私が先になっちゃった…」
「なんだか申し訳ないな…」

そんなふうに、一瞬心がキュッとしたり、罪悪感を覚えたりすることはありませんか?

確かに、30分も待たされたら、イライラする気持ちはよく分かります。
自分がその立場だったら、やっぱり嫌な気持ちになると思います。
でも、「これって、私のせいじゃないよね」
たまたま予約のタイミングがそうなっただけ。
私が何か悪いことをしたわけではありません。

少し冷たく聞こえるかもしれませんが、その方の「イライラ」は、その方自身のものです。
私が代わりに引き受ける必要はないんですよね。

 

こういうことは、普段の職場や日常でもよくあります。

近くに、なんだかずっと機嫌の悪い人がいる。
トゲのある言い方をされたり、大きな音を立ててドアを閉められたりする。
そうすると、なんとなくその不穏な空気に周りの人が引っ張られてしまいます。

「私、何か気に障ることをしちゃったかな?」
「どうにかして機嫌を直してもらわなきゃ」
そうやって、相手の不機嫌の理由を自分の中に探して、疲れてしまう人もいます。

でも、大丈夫です。
「私とあなたの感情は、切り離していい」のです。

相手が不機嫌なのは、その人自身の問題です。
寝不足かもしれないし、プライベートで嫌なことがあったのかもしれない。

それは、その人自身が向き合っていくこと。
あなたが自分のエネルギーを削ってまで、背負う必要はないと思います。

誰だって、イライラしてしまう日はあります。
だからこそ、
「そっか、今あの人はイライラしているんだな」と、ただ静かに眺めるだけで十分です。

自分を守るための「心の境界線」を、そっと引いてみる。
相手の感情の荷物まで、あなたが代わりに背負わなくて大丈夫ですよ。

今日もあなたの心が、穏やかな優しさで包まれますように。

 

投稿者プロフィール

酒井 のり子
酒井 のり子
あなたが、あなたらしくいられるように、そのお手伝いができたら、とても嬉しく思います。

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