この手と一緒に歩いてきた時間
ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
横浜支部の心理カウンセラー酒井のり子です。
ふと、自分の手の甲が気になりました。
普段はあまり気に留めることのない手。
けれど、その日はなぜか目が止まりました。
肌の色や、細かなシワ。
浮かぶ血管の流れや、小さなシミ。
「ああ、私はこんな手をしていたんだな」
そんなふうに、少し不思議な気持ちになりました。
そっと自分の手を撫でてみると、
この手でたくさんのことをしてきたのだと思いました。
子どもに触れ
誰かの背中をさすり
食事を作り
文章を書き
汗をぬぐい
仕事をしてきた手
嬉しかった日も、苦しかった日も、
ずっと一緒に頑張ってくれていたのだと、私の手に想いを寄せてみる。
年齢を重ねると、若い頃にはなかった変化に目が向くことがあります。
でも、それは「衰え」だけではなく、
生きてきた時間の跡でもあるのかもしれません。
少し疲れている時ほど、
自分自身に厳しくなってしまうことがあります。
だからこそ時には、
自分の手をそっと撫でながら、
「今日までよく頑張ってきたね」
そんなふうに、自分自身に声をかける時間があってもいいのかもしれません。
年齢を重ねた手も、
シワのひとつひとつも、
今まで生きてきた自分の一部であり全てである。
そのどれもが、自分らしく歩んできた時間なのだと感じます。
皆さんも時には、
ご自分のすべてに、そっと労いの声をかけてあげてくださいね。

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