スーパーストイックな娘 ~緊張する自分を助ける準備~
ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
心理カウンセラーの酒井のり子です。
人前で話すとき、緊張して声が震えたり、呼吸が上手くできなくなったりすることはありませんか。
カウンセリングの中でも、「緊張してうまく話せない」「頭が真っ白になってしまう」
というお話を伺うことがあります。
先日、娘から仕事の話を聞きました。
最近は会社の上の方々が集まる会議にも参加しており
本人にとってはかなり緊張する場になっているようです。
娘は昔から、スーパーストイックなタイプです。
これまで参加した会議では、「緊張で声が震えてしまった」「呼吸がおかしくなった」
と話していました。
入社2年目の娘がそのような会議に参加するのですから、緊張するのも無理はありません。
しかし、娘なりに期待されている役割があるのでしょう。
だからこそ、そのプレッシャーと向き合いながらも参加し続けていたのだと思います。
今回娘は、発表用の原稿を見直し、呼吸がスムーズにできるように
一呼吸置く場所にあらかじめ『改行』を入れたそうです。
「ここで一呼吸おこう」
そう決めておくことで、緊張した時でも呼吸を整えられるよう工夫していました。
そして、その原稿を使って前日の夜に30回も練習したそうです。
緊張する自分を否定するのではなく、緊張することを前提に準備をする。
その姿勢に私はとても感心しました。
会議を終えて帰宅した娘が、真っ先に「今日の会議、うまくできたよ」
と笑顔で報告してくれました。
「どのくらい話したの?」と聞くと、「5分くらいかな」とのこと。
「5分も話したの? 結構長いね。よく頑張ったね」
そう言うと、娘は少し照れたように笑っていました。
自分なりの手応えを感じている様子が、とても印象に残りました。
その笑顔を見て、私もほっとした気持ちになりました。
決して器用なタイプではありませんが
自分の得意なことや苦手なことを理解し、一歩ずつ前に進んでいく姿を見ると
よく頑張っているなと思います。
今回の笑顔は、うまく発表できたことだけではなく
自分なりに準備を重ねて挑戦した結果すべてだったのでしょう。
自分を認めることができれば
これからの人生において、大きな力になっていくのだと思います。
そんな娘の姿に、大切なことを教えられたような気がします。
実は私自身も、人前で話すことはあまり得意ではありません。
先日出演させていただいたYouTubeでも、とても緊張していました(笑)
アンカーリングを行ったり、等身大の自分で臨んだり
心理で学んだ技法を使いながら、挑戦しています。
心理カウンセラーとして多くの方と関わる中でも
不安をなくそうとするより、不安な自分を受け入れ
上手に付き合いながら工夫することが大切な場合があります。
緊張する自分を責めるのではなく
「どうしたら少し楽になれるかな」「どんな準備ができるかな」
そんな視点で自分を助けてあげることも、大切なセルフケアの一つです。
もし今、大切な場面を前に不安や緊張を抱えている方がいらっしゃったら
どうか緊張する自分を否定しないでください。
そして、自分を助けるための小さな工夫を一つだけでも準備してみてくださいね。
不安や緊張を感じながらも、「向き合ってみよう」としているご自分がいることは
とても素晴らしいことだと思います。
その積み重ねが、きっとあなたの力になってくれるはずです。
緊張しないことや、何も感じずにいられることも、一つの在り方かもしれません。
けれど、緊張するほど真剣に向き合っている自分がいることも
また素敵なことではないでしょうか。
私はそんな一生懸命な姿も、とても尊いものだと感じています。

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