【2026年6月のお題-2】(くれたけ#277) 「歳を重ねてよかった」

ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
心理カウンセラーの酒井のり子です。

「歳を重ねて良かったこと」(くれたけ#277)について書かせていただきます。
このお題は6月のお題でしたが、何度も下書きをしては書き直し、それでも納得できず、
なかなか投稿することができませんでした。

改めて、ゆっくり自分自身を見つめてみました。

若い頃は、毎日が当たり前のように続いていくものだと思っていました。
両親に育ててもらったこと、兄弟がいること、結婚し、子どもに恵まれたこと。
けれど歳を重ねた今、それらは決して当たり前ではなく、
さまざまな出会いや選択を重ねながら歩んできた人生だったのだと感じています。

もちろん、人生は嬉しいことばかりではありません。

授かった命を産んであげられなかったこと。
誰かを深く傷つけてしまったこと。
そして、大切な人との別れ。

消えることのない痛みや悲しみを抱えながら歩いてきました。
それでも、その経験があったからこそ、誰かの苦しみや悲しみに、
少しだけ寄り添えるようになった気がしています。

実は、以前の私は自分のことがあまり好きではありませんでした。
そんな私を支えてくれたのは、「あなたはお父さんのお母さんに似ているね」
と言われた一言でした。

祖母は若くして亡くなったため、私は一度も会うことはできませんでした。
それでも、大好きだった父の母に似ていると言われたことがとても嬉しく、
その言葉を心の支えにしながら、自分を律して生きてきたように思います。

そして今、歳を重ねた私は、ようやく「今の自分も悪くない」と思えるようになりました。
完璧ではなくても、失敗や後悔も含めて、
それが私の人生だったと受け止められるようになったのです。

最近は、流れる雲や朝の光、夕焼けや夜空に浮かぶ月など、
何気ない自然の美しさにも心が動くようになりました。
若い頃には気づかなかった小さな幸せを、愛おしいと感じられるようになったのも、
歳を重ねてきたからこそなのかもしれません。

歳を重ねるということは、痛みや悲しみを抱えながらも、人を思いやり、
自然や日々の幸せに感謝できる心を育てていくことなのだと感じます。

だから私は、歳を重ねてよかった。

これからも自分らしく、この人生をゆっくり慈しみながら、
一日一日を大切に歩んでいきたいと思います。

 

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酒井 のり子
酒井 のり子
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